柔道に対する思い(2)


中村 彩夏1

中村 彩夏2

『柔の学び』
  小学6年 女子 Nさん

 最初のころは柔道だけを一生懸命、練習していました。
でも7年間通っているうちに、柔道以外のことも少しずつ見える様に
なってきました。
例えば、練習する時の意識する気持ちの大切さ、あいさつの大切さ、
思いやりという強さ、先輩たちが何も言われなくても小さい子たちの
面倒を見ている姿、他にも、私がうまく技に入れない時でも、
先生が声をかけてくれたり、わざと追い込んでくれたり、
いつもきちんと見てくれているんだなと感じて「次は必ず
出来る様にしたい」という気持ちが持てる様になりました。
また試合があるときは、前の日は遅くまで仕事をして、
試合を観に来てくれるお父さん、一番遅くまで起きていて、
一番早く起きて色々な事をしてくれているお母さん、
私のそうげいのために、いつもお留守番の弟、
そしてなんでも自分で自分でやりなさいと言われているお姉ちゃん、
いつも私の柔道が家族の中心にあって皆に協力、応援してもらってることに
一番感謝したいと思います。
今皆のおかげでできている「あたり前」あの事をあたり前と思わずに
感謝の心を忘れずに、一本一本、一日一日を大切にしたいと思います。
私も大人になった時に今までしてもらった事をあたり前にできるように
なるためにこれからの柔道はもちろん、それ以外のことも沢山
勉力、経験していこうと思います。
 「3、2-。」練習中、いつまでたっても1が聞こえず、
先生を見ると道場にいる誰よりも一番真剣でそして、
楽しそうな顔で皆を見守ってくれている。
私はそんな柔道大好きな大先生の所で柔道を学べる事が
すごく嬉しいです。